2006-2007シーズン LIGUE1
第21節 ヴァランシエンヌ - ル・マン
1/20のフランスカップマルセイユ戦から中三日で行われたリーグアン第21節。選手たちの吐く息は白く、客席のサポーターも立って動きながら観戦しており、気温はかなり低そうだ。1/17リーグカップ リヨン戦で膝を痛めた松井大輔がスタメンに名を連ねるも、ここまでのリーグ得点王のバングラはメンバー入りせず、得点力不足が深刻なル・マンの苦戦が予想される。しかし怪我から復帰したFWトゥーリオ・デメロが久々にベンチ入りし、そちらは明るい材料となった。
試合に入るとヴァランシエンヌのペースで進行する。ピッチはぬかるみ踏ん張りが効かない状態で、ル・マンはパスミスが多く攻撃が組み立てず。そしてとうとう前半終了間際の40分にルデにゴールを決められてしまう。
後半頭からリュコーに代えてファンションを投入しル・マンが反撃に出る。前半よりは前にボールを運べるようになるが、決定的な場面は作れず、58分にはクタドゥールに代えFWのデメロを投入する。更に78分にはこの日精彩を欠いた松井に代えドゥヤーを入れるが、どうしても得点することが出来ない。このまま試合終了かと思われた88分、ゴール前で相手が頭でクリアしたボールをデメロが直接ボレーシュート! GKの横をすり抜けたボールはゴールネットを揺らした。静まりかえるスタッド・ナンジェッセにデメロのバック宙パフォーマンス。ル・マンは貴重な勝ち点1を持ち帰り、1/27 中二日でマルセイユを迎え撃つ。